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勝手に偏見で思ってい

ちょっとだけ都会の、大阪市内にある大型総合ビル、テナント内の、とあるお好み焼き屋さん。
4人の女性たちが、ぎゅーっと1つのテーブルに集まって昼食。
わたしは、その前のテーブル席。
横を向くと、2人の背中が見えるが、4人とも姿形はわからない。
彼女たちの、よく通る声が否応なく聞こえる。
顔は見えないので、話の内容から、てっきり70代真ん中から後半ぐらいの、仕事はしていない女性たちだろうと想像していた。

4人のうち、主に1人が喋りまくる。
もう1人が次に喋る。
あとの人の声は聞こえなかった。

なぜ、わたしが70代だと感じたかというと、、、。
自分の家庭のこと、家族のこと、家庭背景、そういう超プライベートな話だったからだ。
あんな話はおそらく、ある程度の年齢になったらする話題だろうと、わたしは勝手に偏見で思っていた。
連子だった夫は、継父にうとんじられ、、、子供によって、おかずの皿が多い少ない差別を受け、、、いじけて育った夫は、、、のような昭和の匂い。
すごく遠い時代のように感じた。

が、彼女たちが席を立って帰る姿を見ると、、、
あらら、、、わたしと同じぐらいの年齢?
ひょっとすると、わたしより少し若いかも?
しかも、きちんとビジネススーツやジャケットを着ておられる。
生命保険の外交員さんだろうか?と、想像した。

しかしまあ職場の同僚に、超プライベートな家庭の話を延々とするって、なんだか不思議な気がした。
暇な、お年寄りの集団かと思いきや、ビジネスウーマンの集まりだったことは、大変、意外だった。
ビジネスウーマンでも、キャリア系ではないと、なんとなく思った。
わたしの持つ、職種に対するステレオタイプの勝手な思い込みだろうけれど。

わたしは、家族のことは人には話さない。
話す相手は姉だけ。
あとは、亡くなった姑や、娘たち。 
というか、自分たち家族のことを家族内で話しているだけ。
なので、外の人には話さない。
人それぞれ、いろいろだろう。
わたしには彼女たちは不思議な人たちとして映ったが、向こうの皆さんから見ると、わたしが不思議な人に映るのだろう。
しかしながら、彼女たちのお喋りは現実的で興味深い会話だったので、ブログネタとして、おいしい。
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